初めての我が子!赤ちゃんが泣いた時の対応
初めての出産を終えると、ホッと一息、赤ちゃんと対面できた感動・満足感や、辛く長い陣痛を耐え抜いた達成感でいっぱいになることと思います。
しかし、いたれりつくせりの入院期間を終えると、いよいよ、自分メインでの赤ちゃんのお世話が始まるのです!
私が退院する時、看護師さん、助産師さんに、「これからが大変だからね、頑張ってね!」と送り出されました。
そして、いざ始まった子育て!意気込んでいた私は、“赤ちゃんが泣く=抱っこ”という方程式が、後に自分の首を絞めることになるとは、思ってもいませんでした……。
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みなさんの周りに、いませんか?
「一人目は全然寝ない子だったのに、二人目はすっごい寝てくれて……なんでこんなに違うんだろ?」という子どもさん。
逆の場合もあるみたいですが……理由は様々あるかもしれませんが、「二人目は、泣いてもなかなかすぐに近くに行ってあげられなかった」というものが多いと思います。
一見、それって、失敗じゃないの?と感じるかもしれませんが、実はこれが、夜泣き地獄から抜け出せる一歩になるのです。
赤ちゃんが泣いていたら、どうしますか?
私は泣き声が聞こえれば、すぐさま駆け寄り、あやすなり抱っこするなりしていました。
ではなぜ、それがいけないのでしょうか。
“赤ちゃんが泣くのには理由がある”
昔からよく言われます。
お腹がすいた時、おむつが濡れた時に赤ちゃんは泣くと聞きました。
しかし、赤ちゃんは意味もなく泣くときがあるって知っていますか?
その正体は……「寝言泣き」です!!
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読んで字のごとく、大人で言う寝言です。
赤ちゃんは、何でもない時に寝言を言うかのように泣いてしまうのです……!
何か要望があるわけではないので、そんな時に抱き上げるのはNG!
せっかく気持ちよく寝ていたところを抱き上げられると、赤ちゃんからすれば「やめてー!」となり、余計に機嫌を損ねてしまいます。
しかし、赤ちゃんは順応が早いので、これを繰り返していくうちに、赤ちゃんの方が抱っこに慣れてしまい、
抱っこしないと寝ない子、睡眠が長くもたない子に育ってしまうのです。
我が子はおかげで、1歳3ヶ月まで毎晩3時間に一回は泣くという、悪夢のようなサイクルが出来上がってしまいました。
出産を経て数ヶ月は眠れない日が続くことが多く、寝不足のせいで日中イライラしたり、家事が手につかなかったりします。
寝不足は感情のコントロールを妨げるので、きっと、家事放棄だけでは済まず、赤ちゃんや、ご主人にもきつくあたってしまうことがあると思います。この負のサイクルを食い止めるためにも、お母さんには、上手に手を抜く技が必要なのです。
では、具体的に、どのような目安で赤ちゃんと関わっていけば良いのでしょうか。
教育福祉先進国であるノルウェーをはじめとする北欧諸国では、
赤ちゃんは、泣いてもすぐにあやさないのが常識です。
これには「子どもの自立を促す」というしっかりとした理由があります。
0ヶ月から、自立!?と驚かれる方も多いかと思いますが、どの時期でも、必要以上に手をかけたり、なんでもやってあげすぎるのは、後々、子どもの自立、親離れを妨げてしまいます。
つまり、ある程度様子を見て、落ち着いていくようなら、そのままで大丈夫。
自然と、自分で寝られる子になるのです。
もちろん、放置が良いわけではありません。
3~5分ほど経っても泣き止まない場合は、何か要求があると考えて、対応してあげるというのが、ひとつの目安です。
赤ちゃんは、とてもかしこく、よく周りを見ています。
言い方が悪く聞こえてしまうかもしれませんが、「自分のママはどれくらいやってくれるのだろう!?」と、試されているのかもしれませんね~。
私の友人の子は、生後2ヶ月にして、泣いてママが来てくれると「ニヤリ」と笑うそうです(笑)
上手に手を抜いて、その分いっぱい一緒に遊んで、愛情をかけてあげられるように、コントロールしていきたいですね!
保育士 まゆ
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