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東日本大震災から早8年が経ちました。当時は、わが子も0歳。
地震が起きたそのとき、筆者は役所で手続きをしていたところでした。
グラッ、グラグラグラグラ、ガタガタ………
当時の記憶は今もなお鮮明にあります。被災地の方はどれだけ怖く、大変な思いをされたことか、計り知れません。本日は、少し早めに鎮魂の祈りを捧げました。
今回は、安心育児についてお伝えしようと思います。
乳幼児は事故多い、特に1歳男の子!
震災当時に、まだ歩けない0歳のわが子を抱える身で恐怖を感じ、色々と調べたものです。
ちょっと古いデータになりますが、東京消防庁によると、2010年から5年間で約45000人の乳幼児が救急で搬送されました。
事故が断トツで多いのは、「1歳の男の子」。
次いで多いのが、「2歳の男の子」、そして「1歳の女の子」と続きます。
なんとなく、外出しているときに事故にあったかな……と思うものですが、事故の7割は家の中で発生していることがわかりました。
当時の私は、外よりも自宅のほうが安心だと信じて疑いませんでした。
ヒヤッとした実際の例をみてみましょう。
ヒヤッとした実際の出来事から
これらは、実際に報告されているヒヤッとした出来事です。
【出来事1】
ペットボトルを遊び道具として与えていたら、知らぬ間にキャップが緩み、あやうく飲み込みそうになっていた。
※筆者の友人が経験ありです。
【出来事2】
子どもが台所で包丁を握っていたので、とっさに大声で叫んだら、驚いて床に包丁を落とした。
【出来事3】
自転車に子どもを乗せたまま離れて戻ると、自転車ごと倒れていた。
【出来事4】
ドアのちょうつがいのすき間に指を挟み、人差し指を骨折した。
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すべての出来事が、「ちょっとだけなら…」「子どもが喜んでるし…」と親が気を緩ませた一瞬のすきに起こります。
1~2歳になると、大人が言っていることが徐々にわかるようになります。
「これに触るとイタイイタイになる」「これは熱いからダメ」という風に、危険なこと、してはいけないことは真面目な表情を見せながら教えていくと良いでしょう。
乳幼児は何度言っても忘れるのが普通です。
根気強く、何度も丁寧に教える必要があるのだと、事前に覚悟を決めておくとイライラも減ると思いますよ。
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安心育児の7か条 by保健センター
最後に、東京都新宿区の保健センター発行「事故を防いでのびのび育児」を参考に、安心育児の7か条をお伝えします。
- 「だめ!危ない!」という前に、予防を。
- 子どもが静かな時こそ要注意。
- 「まだまだできない」と油断は禁物。子どもは、いつできるようになるかわかりません。
- 「何度も言ったからわかっているはず」ということはありません。
- 二度ある事故は三度ある。
- 家の中は整理整頓。床から1m以下に危険な物は置かない。
- よその家、慣れない場所では要注意。
ちょっとの意識と、ちょっとの工夫で事故が未然に防げます。
ぜひ心がけたいですね!
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【参考文献】
・「子どもの事故を減らすために」(リーフレット)東京消防庁
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kouhouka/pdf/230721.pdf
・「事故をふせいでのびのび育児」(リーフレット)新宿区保健センター
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